【繁文縟礼】

2005年1月26日
はんぶんじょくれい

形式ばった規則・礼式がやたらと細かく定められ、申請・申告・届出・報告などに際して、その必要性が疑われるほど多くの書類の提出を要求されたりする現象

【法規万能主義】
規律の原則を厳しく要請すると職員は法令ないしはその解釈・運用基準である行政規範を絶対的なものであると考えるようになりかねない
したがって法令ないしは行政規則の規定の文語自体を
忠実に遵守すること自体
目的であるかのように錯覚することになる

【非人格性】
→不親切、横柄
公僕である行政職員が関心を寄せるのは目の前の事例が法令上どの範疇に属するかを判別すること、そのために必要な情報を集めることだけであるから、細かい事情に耳を貸さない職員の態度は不親切で冷淡だと映る

【縄張り主義】
掌握事務の分業の原則は、職員の専門性・熟練性を高め、職務の能率を向上させるために必要な原則
各部局が常に自分のところの掌握事務を中心に物事を考え、他部門との調整・協調に努めようとしない「部局の哲学」の存在

「官僚主義の諸相」より抜粋

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