第十一条

2010年3月13日 4510
基本に忠実・変化に対応

基礎を身につけている間は、本を読め、先輩に教われ、決して自分で工夫するな。個性も出すな。技術習得は「600分の1の法則」を思い出せ。
未熟者の考えを聞いている暇はない。言われた通りやれ。
3年たっても工夫もないのか、自分の考えも出ないのか、
自分は昨年とどう変わったか、何を学んだか、客は変わる、競争相手は変わる、
いつまでも言われた通りやってるんじゃない。そんな人は化石だ。

事例
600分の1の法則
西洋医学、6千年前のミイラ作り、これらは人体の解剖から始まっている。
6千年にわたってさまざまな実験を繰り返して医学は発達してきた。
明治になり人体の解剖をした事のない日本人森鴎外は
軍医として10年ドイツで医学を学び、日本の医学生に指導するようになった。
科学は6千年で作り上げたものでも10年で習得できる。600分の1の速さである。
先人の作ったものは習得するに限る。新しい技の研究なんかするもんじゃない。
但し、習得したことを行っているだけでは発展がない。

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