抜かないから

2016年9月10日 考察
「伝家の宝刀」になる話

ひとまず自身の特性としての
「歪みを感じる」ことから考える

これは簡単にいえば「違和感を感じる」ということであって
例えば夜目が旦那の仕草によって浮気を疑うというような
「女の勘」というものに似ているかもしれない
だからそれ程特殊な能力では無いような気もするね
割と皆が持っている能力であると
つまりその感度に個人差があるということになるだろうか

違和感というのはつまり
相手の言動・行動・仕草・目線・態度・主義・主張
そこにある瞬間突然なにかもやっとした感覚になることがあるということで
その違和感について突き詰めていくと検証をしていくと
裏に隠された理由が見つかることが多いという構造だね

これが分かり易く発揮されるのはお付き合いしている相手に対してであって
相手がばれていないと思って柵を飛び越えていった場合だとか
牧場移動に向けて別の牧場主との折衝になっているだとか
或いは何かしらのやんちゃをしている場合であるとかね

とはいえ歪みを感じたとしても直ぐには言葉にならないもので
もやもやしてきたのが「これはなんだろうな」というところから始まって
それを検証するため動き出すと証拠が見つかったり根拠が見つかって
「ああこれだったのね」という仕組みな訳である

結局お付き合いとなると基本は放牧スタイルなもので
これは相手の自主性を重んじているので
基本的には割と自由であるように見えるのだが
相手がどういう決断を下すのかというところには非常に注目しているもので
つまり観察自体は相当気合を入れて行っているものだから
普段の主張と違う言動や行動が出たとすると
そこが違和感となって引っ掛かるようになるということだろうね

非常に単純な例にしていえば
「会社合併など糞くらえ」といっていた人間が
ある日急に「会社合併っていいもんだよね」と主張したとしようか
ここに強烈な歪みが生まれるということで
その原因を探ってみると
実はそいつはダマで既に会社合併していたとかそういう話である

まあこんなに分かり易い話はあまり無いし
これくらいなら別に大して検証などしなくても原因は分かるもので
実際はもっと巧妙に隠されたところで感じる違和感ではあるのだが
恐らく基本的な構造はこういうことだろうね

逆にいえば大して理解をしていない人間に対しては
恐らくこの機能は働かないだろうなというところである
「ああこいつはこういう主張を持った人間なのだな」と思うだけで
だからお付き合いをしているとか
比較的親しい状態にある相手に対して機能し易いというのも尤もな話であって

だもんで普段の相手の主義・主張も知らずに人と為りも知らずに
「相手の心を読むことができます」というのが腹立たしいところはあるわね
「これがメンタリズムです!」なんてのが馬鹿馬鹿し杉ちゃって
だからそんなのは手品の世界ですよという訳である
或いはガチの超能力であるね
そんな能力があるとすれば素晴らしいことであるが
凡な自分はそんなものを持ち得ない訳である

さて

コメント